RSウイルスワクチン(アブリスボ)
2024年7月より、当院で妊娠35~36週の妊婦さんを対象に、RSウイルスワクチン「アボリスボ」の接種ができるようになりました。
RSウイルス感染症とは、RSウイルスに感染する事によって起こる呼吸器の感染症です。
感染力が高く、生まれてから6ヵ月以内の赤ちゃんが感染すると、重症化する可能性があります。
現在、RSウイルスワクチンで赤ちゃんに直接接種するタイプのものはありません。(2024年4月時点)
アブリスボは、RSウイルス感染症を予防するワクチンです。
妊婦さんに接種する事でお母さんの体内で抗体が作られ、その抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行します。
赤ちゃんは生後数か月の間、免疫が十分ではありませんが、アブリスボはその期間も含めて生後6か月頃までRSウイルスから赤ちゃんを守る効果が期待されます。
*ワクチンの効果が見られるのは接種後2週間以降と言われています。
<接種方法>
0.5mlのワクチンを腕の筋肉内に接種します
<副反応について>
副反応は、ワクチン接種直後から数時間後、また数日後に発生する場合もあります。
●起こる可能性のある副反応
・注射部位の腫れ、赤み、痛み、倦怠感
・頭痛
・発熱
(より重篤な副反応)
・血圧の低下
・吐き気
・失神 など
*まれにお腹が張りやすくなる方がおられますので、接種後30分は病院内で様子を見させて頂きます
<接種費用>
33,000円(自費)
RSウイルスワクチンは事前の予約制となっており、予約後のキャンセルはできません。
接種希望の1週間前までにご予約をお願いいたします。
ワクチン接種に関してご希望、ご質問等ある方は医師、又はスタッフまでお声がけください。