切迫流産・切迫早産
切迫流産
流産の危険性が⾼い状態で、妊娠初期から妊娠22週までを切迫流産といいます。
⽣理痛のような下腹部の痛み、出⾎などの症状があります。
切迫早産
妊娠37週0⽇から妊娠41週6⽇までの出産のことを正期産、
それより前の出産(妊娠22週から37週まで)のことを早産といいます。
切迫早産とは早産になる危険性が⾼い状態のことで、お腹のはりや痛み(⼦宮収縮)がおこり、
⼦宮の⼊り⼝(⼦宮⼝)が短くなり、⾚ちゃんが出てきそうな状態のことです。
次のような症状があれば、病院にすぐに連絡して下さい(0898-31-5711)
・下腹痛があり横になっても治まらない
・お腹がはる、硬くなっている
・⽣理痛のような痛み、下腹の痛み
・出⾎、茶⾊のおりものがある
・⽔のようなものが流れる
★診療時間外でもご連絡ください。
切迫早産の治療
・お腹のはりを抑えるために、まずは安静にすることが最も⼤切です。
・お腹のはりを抑えるために⼦宮収縮抑制剤(はりどめ)を使⽤します。
(内服治療と点滴治療があります)
・お腹のはりの程度が軽く、⼦宮⼝が短くなっていない場合は、自宅安静で外来通院が可能です。
・お腹のはりの程度が強く、⼦宮⼝が短くなっている場合は、⼊院して点滴治療が必要となります。
・細菌による感染が疑われれば、抗⽣剤を使⽤することがあります。
・治療をしていても改善が⾒受けられない場合、より⾼度な治療が必要な場合には、総合病院へ転院を考慮します。
早産リスクが高い妊婦
・早産になったことがある
・⼦宮奇形や⼦宮筋腫がある
・円錐切除術という⼦宮頸部を切り取る⼿術を受けたことがある
・細菌性膣症(膣内の感染の⼀つ)
・過労やストレス
母体の合併症など様々な要因がありますが、日常生活の中にもあります!
・お腹に負担になる姿勢、長時間の立ち作業
・過度な腹圧(重いものを持つ、階段昇降を頻回に行う)
・激しい運動
・歯周病
・不適切な性交渉
・嗜好品(アルコール・喫煙)
・ストレス、生活習慣の乱れ(過度な体重増加)