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妊娠糖尿病

妊娠糖尿病とは
 
 妊娠して初めて発見、診断された、糖尿病には至らない糖代謝異常のことです。
 妊娠後、胎盤などから分泌されるホルモンにより、血糖を抑えるインスリンの効きが悪くなるために血糖値が上がります。
 妊娠判明後の血糖の検査などで、一定の基準を超えた場合に診断されます。

妊娠糖尿病になりやす人は…
 ・糖尿病の血縁者がいる
 ・35歳以上の高年齢
 ・肥満
 ・4000g以上の巨大児を産んだことがある


ママや赤ちゃんへの影響

【ママへの影響】
妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、肩甲難産、網膜症、腎症など


【赤ちゃんへの影響】
流産、形態異常、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡など

 *ママの血糖が高いと、胎盤を通じて赤ちゃんに糖が過剰に運ばれるため、赤ちゃんのリスクも高まってしまいます。


食生活で気をつけることは…



ブドウ糖負荷試験(75g経⼝ブドウ糖負荷試験)
  
  妊娠中には、初期と中期に⾎糖値の検査をしますが、⾎糖値が 100mg/dl以上の場合、または、⾎糖値が正常でも、継続して尿糖を認める場合に、糖尿病の有無を評価する検査を⾏います。
  通常約2時間かかります(原則として当院待合室で過ごしていただきます)

 <検査方法>
  1. 空腹の状態で採⾎します
  2. ブドウ糖75gを溶かした⽔を飲みます(糖負荷)
  3. その後、1時間後、2時間後に採⾎をします

 <注意事項>
  * 検査前日、⼣⾷は通常の⾷事をとり、21時以降は絶⾷にして下さい。(水分可 ・ 水のみOK)
  * 張り止めなどの内服薬は、医師の指⽰に従ってください。
  * すべての検査が終了するまでは絶食です。
   ※ 検査に時間がかかりますので、水分を持参して下さい(ジュースは× 水のみOK)

負荷試験の判定基準
 
空腹時
1時間後
2時間後
判定
血糖値
92mg/dl未満
180mg/dl未満
153mg/dl未満
正常
92mg/dl以上
180mg/dl以上
153mg/dl以上
妊娠糖尿病
126mg/dl以上
 
200mg/dl以上
明らかな糖尿病
  *妊娠糖尿病の場合は、上記の⾎糖値のいずれか1点でも満たせば診断されます
   上記の説明をお読みのうえ、外来診療時間中にお電話でご予約ください
   検査⽇は、平日(月~金曜日)の午前9時からです(9時までにご来院ください)
   ご不明の点は、ご遠慮なくお問い合わせください
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